令和元年度 第55回関東甲越地区肢体不自由特別支援学校PTA連合会研究協議会
開催日 令和元年7月28日(日)~29日(月)
会 場 甲府記念日ホテル
主 題 「子どもたちの未来のために今できること~新しい時代の幕開けに~」
関東甲越地区の肢体不自由特別支援学校52校の約400人の保護者・教職員が集まり行われました。本校からはPTA会長、副会長2名、校長の計4名で参加してきました。台風一過でとても暑い2日間でした。
(1)記念講演
演題 「障害児者の将来設計について ~家族が準備しておくこと~」
講師 綿 祐二氏(日本福祉大学福祉経営学部学部長、社会福祉法人睦月会理事長)
両親も兄弟も障害者という環境で産まれ育ち、生い立ち、仕事上で経験したこと、障害者である両親、兄弟との関わりなど波乱万丈な人生を淡々と話されたのですが、その生き方にものすごい感銘を受けました。
20歳の時に初めてに施設を作り、現在までに数十か所の設立に関与しています。「障害者であっても人であれ!」「25歳独立論」を訴える先生に、親亡き後にも安心して地域で暮らしていくためにはどうしたらよいかを具体的にお話しいただきました。
障害のある子供の将来のために家族や地域がどんな準備や心構えが大切か、具体的にどんな行動が必要であることを教えられたとても中身の濃い講演でした。
(2)分科会 私(校長)は、第2分科会に参加しました。
主 題 学校教育と医療的ケア ~真の自立・自律をめざして~
報告者 東京都立小平特別支援学校PTAの旧会長、現会長
東京都の医療的ケアの現状について大きく三点について報告がありました。
(1)主任非常勤看護師の配置
(2)肢体不自由特別支援学校以外の特別支援学校における医療的ケアの実施
(3)医療的ケア専用通学車両の運行 についてです。
特に他県からは、医療的ケア専用車両についての関心が高く、乗車の判断や看護師の確保等についての質問もありました。専用車両を利用し始めた生徒からは、他の生徒と同じ時間での登下校ができ、一日の見通しが持ちやすくなったり、友人関係が深まったり、学習時間が増えたりしたことを喜んでいました。また、保護者からは時間と心に大きな余裕ができたこと、日々寝不足の中での運転をしないですむなどの声もあり、保護者自身の生活の変化もみられたことなどを紹介してくれました。全ての医療的ケア児が乗車できてはいないため、車両や看護師の確保にはまだまだ多くの課題があることも伝えてくれました。
(3)グループディスカッション
1組10名ぐらいのグループで「子供たちの未来のために取り組んでいること」「防災・災害の備え、おすすめグッズ」「リフレッシュの方法」「休日のお出かけ情報」「放課後・休日の余暇活動」など様々なテーマでディスカッションを行いました。
私(校長)のグループでは、なぜか保護者が1名だけでしたので、その方のお子様の学校や地域での活動の様子や困り感などについて紹介していただきながら情報交換を行いました。普段では聞けない話も聞くことができ、他県の参加者との親睦を深めるとてもいい時間でした。